AWSは2026年4月29日、Graviton4プロセッサ搭載のAmazon EC2 C8gnインスタンスを欧州(ミラノ)およびアジア太平洋(香港)リージョンで提供開始した。C8gnはネットワーク最適化カテゴリに属し、第6世代AWS Nitroカードを搭載、ネットワーク最適化EC2インスタンス中で最高となる最大600Gbpsのネットワーク帯域幅を提供する。前世代のGraviton3ベースC7gnと比較して最大30%のコンピュート性能向上を実現した。
インスタンスサイズは最大48xlargeまで用意され、最大384GiBのメモリと最大120GbpsのEBS帯域幅をサポートする。16xlarge、24xlarge、48xlarge、metal-24xl、metal-48xlサイズではElastic Fabric Adapter(EFA)ネットワーキングに対応し、タイトに結合されたクラスタ上で動作するHPCや分散ワークロード向けに低レイテンシと高いクラスタ性能を提供する。
用途としてAWSが公式に挙げているのは、ネットワーク仮想アプライアンス、データ解析、CPUベースのAI/ML推論など、ネットワーク集約型ワークロードである。C8gnは既に北米(バージニア北部、オハイオ、オレゴン、北カリフォルニア)、欧州(フランクフルト、ストックホルム、アイルランド、ロンドン、スペイン、チューリッヒ)、アジア太平洋(シンガポール、マレーシア、シドニー、タイ、ムンバイ、ソウル、メルボルン、ジャカルタ、ハイデラバード、東京)、中東、アフリカ、カナダ、南米、AWS GovCloud各リージョンで提供されており、今回のミラノ・香港追加で提供範囲がさらに広がった。日本の東京リージョンは既に対応済みで、欧州・香港拠点を持つ日系企業にとって、統一アーキテクチャでのグローバル展開を進めやすい環境が整った。