Palantirは、顧客現場に常駐するエンジニア(FDE)の実装ループを、Foundry上で動くAIエージェント「AI FDE」として製品化した。AI FDEは自然言語のリクエストをFoundry操作に変換し、データ変換・コードリポジトリ管理・Ontology構築・関数編集・統制までを権限と監査つきで扱う。利用にはAIPの有効化が前提で、Ontology編集にはGlobal Branchingが推奨される。

設計上の特徴は、エージェントがユーザー本人のセッションと権限でのみ動き、別サービスアカウントや権限昇格を持たない点だ。変更操作はデフォルトでユーザー承認を要求し、作業はブランチ上で行われ、変更はレビュー可能な提案として提示される。Anthropic・OpenAI・Google・xAIのモデルを優先サポートし、モデルは差し替え可能な部品として扱われる。

この動きは単独ではない。OpenAIは2026年5月11日に4Bドル超の投資でDeployment Companyを、Anthropicは5月4日にBlackstone等と企業AIサービス会社を発表した。3社が同時期にFDE型の導入組織へ投資したことで、企業AIの競争軸はモデル性能から導入能力へ、ロックインの軸はライセンスやAPIからOntology・ワークフロー・評価・監査ログへ移った。