Amazon SageMaker Unified Studioは2026年4月24日、AWS IAM Identity Center(IdC)ドメインを対象にサーバーレスノートブックと組み込みAIデータエージェントのサポートを開始した。
これまでこれらの機能はIAMドメインのみで利用可能であり、SSOを通じた認証・アクセス管理を採用するエンタープライズ環境では利用できなかった。今回のリリースにより、IdCドメインのユーザーも同等の開発環境にアクセスできるようになった。
サーバーレスノートブックの特徴は、SQL・Python・自然言語プロンプトを単一のインタラクティブワークスペースで組み合わせられる点にある。データエンジニア、アナリスト、データサイエンティストがそれぞれ異なるツールを使い分ける必要がなくなり、例えばSQLでデータを探索した後、Pythonで高度な分析やMLモデル構築を行い、自然言語プロンプトでコードを自動生成するという一連の作業を途切れなく実行できる。バックエンドにはAmazon Athena for Apache Sparkが採用されており、インタラクティブなSQLクエリからペタバイト規模のデータ処理まで対応する。
組み込みのAIデータエージェントは、自然言語のプロンプトからコードやSQL文を自動生成し、ユーザーのタスク遂行をガイドする機能を持つ。これにより、コーディングに不慣れなアナリストでも高度なデータ処理を実行しやすくなる。
IdCベースドメインはSSO認証・個別ユーザーID管理・きめ細かいアクセス制御・包括的なカタログ管理を提供するため、金融・医療・公共機関など厳格なガバナンスが求められる業界での採用に適している。今回の機能拡張により、こうした業界でもML開発の生産性向上が期待できる。
本機能はSageMaker Unified Studioが対応するすべてのAWSリージョンで即日利用可能となっている。