NVIDIALGグループが、ロボット工学・自動運転・データセンター技術・GPUクラウドサービスにまたがるAI事業を加速する「AI工場」を共同構築すると発表した。AIモデル開発から物理AI向けのデータ生成、ロボット訓練、現場導入までを一連の流れでつなぐ点が特徴である。

LG各社はロボット開発基盤Isaac SimIsaac Labで家庭用ロボットを仮想環境で訓練・検証し、世界基盤モデルCosmosで訓練データを合成する「物理AIデータ工場」を整備する。LG Electronicsは自動運転基盤DRIVEで車載AIを、LG U+LG CNSはAI工場設計DSXに沿ったデータセンターを構築する。LG AI Researchは韓国の主権AIモデルEXAONEBlackwell世代GPUとNeMoで開発している。

ただし公式発表に投資額・GPU数・導入スケジュールの具体的数値はなく、現時点は構想段階と読むのが正確だ。NVIDIAは韓国政府やSKグループ、欧州製造業とも同様のAI工場提携を進めており、企業グループ単位でAI基盤を束ねる動きが続いている。日本の製造業・電子・通信企業にとっては、AIをどの事業領域にどう実装するかの参照モデルになる。